シンクライアント(Thin client)が、昨今注目を浴びてきて、新聞をはじめとするメデイァでも取り上げられる機会が多くなっきたと感じます。ここでは、シンクライアントに関する、基本的な説明をさせていただいております。
シンクライアントという言葉を、最近よく耳にするようになりました。シンクライアント(Thin client)とは、簡単に言えば、パソコンにハードディスクを初めから搭載しておらず、端末へのデータ保存が不可能となっており、その為、盗難、紛失、持ち出しなどによる情報流出を防ぐ効果があるということで、注目を集めています。
シンクライアントの「シン」とは「thin」を直訳すると「薄い」と言う意味で、クライアントは端末のことを指します。即ちサーバーに接続するための最小限のネットワーク機能、およびユーザーが入出力を行うための最小限度の装備があるパソコンであることと定義付けられます。
注意点として、シンクライアントを導入することにより、それで情報漏えいが完全にシャットアウトできるわけではありません。情報漏えい問題の解決には、セキュリティポリシーや運用ルールの見直しを、先ず第一に考えていかなければいけないことは、云うまでもありません。
一般的には情報漏えいが起きる原因の半分以上が盗難、紛失が原因だといわれています。上記のように運用ルールやソフトウェアによる制御でも防止出来ない現実を踏まえ、最終手段として投入されたのが、ハードウェアそのものの概念を根本的変更するという、シンクライアントという考え方でした。
富士通・NEC・日立製作所を初めとする、さまざまな著名なメーカーが、シンクライアントに取り組んでいます。企業だけでなく、個人への導入についても、もうすぐそばまで来ているといっても、決して過言ではないかと感じています。
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シンクライアントは、先日、我が家の読売新聞の夕刊においても特集として記事が掲載されていました。このように昨今、急に注目を浴びている理由の1つには、世間を騒がしている一連のウィルス介入事件や、個人情報の漏洩防止に関する意識の高まりがある為だと思われます。もちろんシンクライアント自体、何も良い点ばかりではありません。
■シンクライアントのメリット
構造上の特著により、 ハードディスク・フロッピーディスク・CD-ROMなどの機械部品を持たないパソコンである為、一般的に故障が少ないことが挙げられます。
ソフトウェアのバージョンアップは、サーバー側のみが請け負うこととなる為、パソコン管理に要する手間や時間を節約できます。
ハードディスクのような永久記憶装置を待たないため、パソコンを盗難されても情報漏洩がありません。
起動ごとにサーバーから最適なイメージが供給され、前使用者の痕跡が物理的に残ることがありませんで、セキュリティ対策に最適です。
その他、パソコン設置スペース、消費電力の少なさも特筆出来ます。
■シンクライアントのデメリット
常にサーバーにアクセスした上での操作となる為、操作感の違い、また操作に慣れるまでに時間やコストがかかります。
まだまだ市民権を得ていない為もあってか、一般的なハウツー本・マニュアル類が出回っていない。
データの保存場所がサーバであることや、ファイルの扱い、利用方法の概念を理解するのに多少修練が必要であること。
ネットワークアプリケーションの混雑等による、処理上の遅さが懸念されています。
最大の欠点だと思われるのですが、ネットワーク自体にトラブルがあった際、すべてのシンクライアントが使用出来なくなります。
シンクライアントをもっと身近に感じるものとして、ポケットクライアントというものがあります。簡単に説明すると、既存のPCをシンクライアント化するというものです。具体的には、ポケットにはいるUSB認証デバイスを差し込むだけで、自宅や外出先のPCが会社に早変わりというのが謳い文句となつています。
当然、今あるPCをそのまま利用できるので、専用端末を購入する必要がありませんコスト的にもメリットがあります。つまり現在お使いのPCを、このポケットクライアントを使用して起動することでシンクライアント端末として使うことが可能となるわけです。
もちろん既存のPCは、ポケットクライアントを使わずに起動すれば、普通のPCとして使用可能ですので、サーバー側のトラブルより操作不能となることもありません。シンクライアントとリッチクライアントの併用、段階的なシンクライアントへの移行も可能です。
ポケットクライアントのメリットは、シンクライアント同様、会社から自宅へデータを持ち出す必要がないので、情報漏洩のリスクが無く、また出張時に重いPCを持ち歩く必要もなく、外出先で急にメールをチェックしたくなったり、資料が見たくなっても、ネットカフェや出先のPCですぐに対応できることが挙げられます。
また、ポケットクライアントの浸透が進むに比例して、在宅勤務制度の導入も自ずから広かって行くものだと感じます。強固なセキュリティ環境の下で企業内サーバにアクセスすることが可能となり、出張先やご自宅のPCからでもオフィスと同じ作業が行えるポケットクライアントの今後の展開に期待したいものです。
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